長岡の近代建築 その7 -長岡文化会館・長岡現代美術館-
坂之上町に建つ現・長岡商工会議所の建物です。
・昭和39年(1964年)竣工
・設計、施工は清水建設らしい(定かではありません)
1階には知る人ぞ知る日本で最初の現代美術館である「長岡現代美術館」がありました。
大光相互銀行(現・大光銀行)の社長であった駒形十吉によって収集された作品群(大光コレクション)が展示されていました。また、「長岡現代美術館賞」を制定し候補作品を集め針生一郎や東野芳明など著名な美術評論家などによる公開審査も開催されていました。
前面道路に面する外部空間は、石と白砂によるストイックな庭そして壁面の造形作品で構成されており、とても魅力的で誇るべき質の高い空間を有しています。
この造形作品の作者が不明でずっと気になっていたのですが、県立近代美術館の学芸員にお聞きしたところ、壁面の造形作品は日本の戦後美術の偉大な前衛芸術家であった斎藤義重の作品「大知浄光」だそうです。作品名の頭と尻に「大光」の文字を入れています。前面の作庭にもおそらく関わったのではないかというお話でしたが定かではありません。
長岡現代美術館はその後、大光相互銀行の経営上の事情などから昭和54年(1979年)頃には休眠状態となり、大光コレクションも売却されることとなりました。


↓ 街の財産である外部空間は健在です。訪れた人がこの作品の作者が誰かちゃんと判るようにして欲しいものです。












↓ 「CONTEMPORARY ART NAGAOKA」の文字が当時の面影を残します。








by beech-beech | 2009-02-18 22:04 | 長岡の近代建築 | Trackback | Comments(5)
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Commented by (JZ) at 2009-02-19 04:27 x
このプランニングは、道路側からセットバックして庭をつくっているように見受けられます。凄いことしていますね。水平連続窓も軽快でMOMAのビルやDUDOK の建物のようでなかなかです。最後の写真のARTのTが、可哀相です。参考にDUDOK関連です。
www.ordigami.net/files/ciup/college-neerlandais/photo-dudok.jpg
Commented by beech at 2009-02-19 17:12 x
アーケードのある歩道からセットバックしており、長岡のまちなかに在って、ここだけ異空間です。
水平連続窓は、吉村順三さんの青山タワービルを思い出します。
写真のデュドックはモダニズムっぽい感じですね。
Commented by kaoruo at 2009-11-06 22:46 x
はじめまして。長岡現代美術館のことを調べていてこちらに参りました。正面の美術作品のことがこちらでわかりました。ありがとうございます。
写真が美しいです。わたしも取り壊されたりしないうちに撮影しておこうと思いました。
Commented by kaoruo at 2009-11-06 22:52 x
大切なことをきき忘れました。標題に「長岡の近代建築 その7 」とあります。1から6を見たいのですが、ログ一覧がなく探しようがありません。カテゴリにいれていただけると閲覧者としてはとてもたすかるのですが。
Commented by mawada at 2009-11-08 01:41 x
kaoruoさん、お立ち寄りありがとうございます。
あの外部空間はずっと存続して欲しい空間ですね。
カテゴリーはやろうと思っていたのですが
そのままになっていました。
入れます!
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