長岡の近代建築 その8 -大和デパート長岡店-
大手通りの角地に建つ老舗デパート大和です。
・昭和33年(1958年)竣工
この場所には長岡の市庁舎が建っていましたが昭和30年に柳原に移り、その跡地に大和デパートが建設されました。昭和33年竣工は厚生会館と同じ年にあたります。
屋上の遊園地はモノレールなどがあり子供たちのパラダイスで古き良き時代でした。
建設当時の写真をみると、コーナーの緩やかなアールと水平連続窓が印象的で、石本喜久治の白木屋百貨店を想起させる意匠です。
平成2年に全面改装されたので、現在の外観は当時の面影はありません。
現代の百貨店等の店舗構成は内部の陳列レイアウトをやり易くするために外壁から開口部を無くしてしまう方法が主流のようですが、外との関係は分断されてしまいます。その違いは下の2枚の写真を見ると一目瞭然です。


↓ 建設当時 (「長岡歴史事典」より) ※廻りに高い建物はありません。
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↓ 現在の外観
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by beech-beech | 2009-03-21 17:33 | 長岡の近代建築
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