野沢温泉ロッジ/吉阪隆正
吉阪隆正氏が設計した山小屋建築の中の一つ野沢温泉ロッジに先週伺ってきました。
(営業はスキーシーズンのみで、冬以外は宿主のご自宅として使用されています)
1969年建設で、妙高の黒沢池ヒュッテの後になります。
ドーム型で開口が少なく、屋根頂上にトップライトを設けた形は、黒沢池ヒュッテと共通しています。
この建物の大きな特徴は、コンパクト・自然落雪の二つの与条件から、どんぐり型の形と平面の中心に螺旋階段を設けていること。
カイコ棚状の2段ベッド(当時は3段ベッド)を設けた各室が螺旋階段を取り囲み、階段なりに床レベルが変化するスキップフロアーになっています。
ライトのグッゲンハイム美術館と同じ空間構成です。
宿主のお話しによると、直角が一つもないため、木造骨組みの組立てに大工さんがご苦労されたとのこと。
ご厚意で拝見した当時の建築文化抜刷に、組立て時の写真が載っていました。構造設計は田中研究室とあるので、7月に逝去された田中弥寿雄氏だと思われます。
宿主がなんと涸沢ヒュッテとも深いつながりがあることをお聞きしてびっくりでした。

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↓ 屋根の板金、窓サッシは改修さてれいます。
  窓上の霧除け庇はオリジナルではなく改修時に設けたものですが、違和感はありません。
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by beech-beech | 2014-08-24 10:35 | 建築探訪 | Comments(0)
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