和田正則の建築LOGBOOK / 和田正則・建築環境計画:富山の近代建築
2013-08-19T23:32:30+09:00
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■和田正則・建築環境計画は新潟県長岡市の建築設計事務所です。
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富山の近代建築 その6 -のこぎり屋根の工場2/旧呉羽紡績工場-
http://mawada.exblog.jp/20953402/
2013-08-19T23:32:44+09:00
2013-08-19T23:32:30+09:00
2013-08-19T23:32:30+09:00
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富山の近代建築
・昭和4年(1929年)建設
・平成7年(1995年)「富山市民芸術創造センター」として再生・開館
のこぎり屋根の連続した高窓と、既存の軽快な鉄骨柱群が活かされたエントランスロビーは、外からは想像できないほど豊かな空間で解放感に溢れています。
高窓は北側からの安定した光のため練習室にも活かされています。
10000㎡程ある規模で、施設全てが音楽、演劇、日舞、洋舞、ダンス、美術などの専用の練習室というから驚きです。
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富山の近代建築 その5 -旧高岡共立銀行-
http://mawada.exblog.jp/10337523/
2009-05-30T14:16:00+09:00
2009-11-10T22:19:30+09:00
2009-05-30T14:16:43+09:00
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富山の近代建築
・大正3年(1914年)竣工
・設計:田辺淳吉
・施工:清水店(現・清水建設)
・補強式鉄骨レンガ造 2階建
土蔵造りの街並みが続く山町筋(重要伝統的建造物保存地区)の一角に建つ威風堂々としたランドマーク的存在の建築。
明治から続く西欧近代化のアカデミックな流れを充分に反映し、辰野金吾が設計した東京駅舎と同じ1914年に竣工しています。
田辺淳吉は当時、清水店(現在の清水建設)の技師で清水の設計施工だったようです。
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富山の近代建築 その4 -のこぎり屋根の工場-
http://mawada.exblog.jp/10309361/
2009-05-25T22:19:00+09:00
2009-11-10T22:18:52+09:00
2009-05-25T22:19:19+09:00
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富山の近代建築
城端は江戸時代から絹織物の町として栄えたそうで、この工場も以前は織物工場として使われていました。
現在も日本抵抗器製作所の工場として使われています。
屋根は富山特有の能登瓦。連続体の美しい景観です。
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富山の近代建築 その3 -下山芸術の森 発電所美術館-
http://mawada.exblog.jp/10295945/
2009-05-23T20:42:00+09:00
2009-11-10T22:18:22+09:00
2009-05-23T20:42:30+09:00
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富山の近代建築
・大正15年(1926年)建設
・平成7年(1995年)美術館として開館
・RC造+煉瓦積 小屋組鉄骨造フィンクトラス
年代的には建設・開館ともにロンドンのテートモダンよりも先を行っているすごい施設。
車で向かうとほとんど平場のような立地で本当に水力発電所があるの?と思いきや水の豊富な富山で25m程の落差を利用しているとのこと。
お隣には現役の発電所が稼動しています。
美術館はタービンや導水管がそのまま残されており空間そのものがアート作品の様、10m程の高い天井高さも気持ちが良いです。
学芸員さんのお話によると、当時の町長が美術に造詣が深く、取り壊される予定だった発電所をなんとか美術館に再生させたいという熱い想いにより実現した施設だそうです。
歴史がつながること、そこに生きる人々の原風景となる建築が元気に生き続けること、さらに新しいパワーがそこから生まれること。
想いがなければ絶対できないことを実現している尊敬すべき施設に拍手喝采です。
↓ 二つの丸い穴が導水管。そこにタービンが取り付けられていた。
↓ 導水管の中から見るとこんな感じ。
↓ 電線関係も残っています。
↓ タービンも一機残されています。
↓ 25m程の落差にのびる導水管。リベットが印象的。
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富山の近代建築 その2 -小屋平ダム水門塔-
http://mawada.exblog.jp/10265357/
2009-05-18T21:16:00+09:00
2009-11-10T22:17:48+09:00
2009-05-18T21:16:05+09:00
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富山の近代建築
・昭和11年(1936年)竣工
・設計:山口文象
黒部峡谷鉄道トロッコ電車の小屋平駅にありますが、この駅も残念ながら乗降はできないので電車からの眺めだけです。
じつは、この施設が山口文象の設計とは知りませんでした。が、トロッコ電車で通るとぱっと目に留まり、思わずカメラを向けたくなる建築。後で調べたら山口文象の設計ということで、この水門塔だけでなくダム全体を設計したようです。先に紹介した黒部川第二発電所はこのダムの水を引いて発電しています。
水門塔は小屋平駅の上手と下手に対に配置されており、どちらも緩いカーブを描いた平面形をしています。この形態が機能に依るものなのか定かではありませんが、いずれにしても周辺の空気を変えるような一種異様な存在感とシュールな雰囲気を持ちあわせている建築です。
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富山の近代建築 その1 -黒部川第二発電所-
http://mawada.exblog.jp/10255932/
2009-05-17T11:55:00+09:00
2009-11-10T22:17:07+09:00
2009-05-17T11:55:11+09:00
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富山の近代建築
黒部峡谷に建つ発電所。
・昭和13年(1938年)竣工
・設計:山口文象
石本喜久治らと共に分離派建築運動のメンバーだった山口文象のモダニズム建築。
DOCOMOMO135にも選定されています。
黒部峡谷のトロッコ電車・猫又駅近くにありますが、電車は猫又駅に停車しないため残念ながらオープンエアーの電車から望むのみです。
渓谷の中に天から降りてきたかのような白亜のモダニズム。
水平ラインを強調する深い庇とシンメトリーを崩す左側の水平連続窓が印象的、美しいプロポーションです。
アクセスのための丸みを帯びた鉄骨のブリッジも文象さん。
建物は現役、メンテが行き届いている様できれいに保たれています。
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